名古屋・岐阜・岡崎の弁護士が 成年後見について法律相談

民事信託でしか出来ないこと

民事信託でしか出来ないこと

民事信託というものが注目を集めています。民事信託には、遺言、成年後見などの既存の制度では対応できないことが民事信託なら可能となるので、それが注目される理由です。

【遺言では対応できないが民事信託なら対応できること】

①相続人に財産を相続させたいが、ただ、一度にたくさんの財産を相続させると浪費する恐れがあるので、年金のように分割で財産を相続させたい。
②相続人に財産を相続させたいが、相続人がまだ未熟なので、例えば相続人が一定の年齢になった時に相続させたい。
③後継ぎ遺贈をしたい。例えば、まずはAさんに毎月分割で財産を引き継がせるが、Aさんが亡くなったときにまだ財産が残っていたら、次はBさんに財産を継がせたい。
④投資不動産があるが、相続人が複数いる場合において、各相続人には賃料収入を得させるようにしたい。

【成年後見では対応できないが民事信託なら対応できること】

①自分が認知症になっても、所有する財産を使った投資や投資用不動産の積極活用ができるようにしておきたい。
②自分が認知症になっても、相続税対策を進めておきたい。例えば、相続人への財産の承継を順次しておきたい。

利用価値のある民事信託ですが、信託財産を預かる受託者による濫用の危険もあります。そうした場合に備えて、弁護士などを信託監督人に付けておくことも大切なことです。

名古屋・岐阜・岡崎の弁護士事務所 旭合同法律事務所

高齢者・障害者総合支援センターの研修会(木下敏秀)

本日、高齢者・障害者総合支援センター(アイズ)の研修会が名古屋銀行協会にて行われました。

成年後見制度の利用が増加しており、施行初年度(平成12年度)の新規申立件数が約9000件のところ、平成24年度は新規申立件数は約3万5000件となり、4倍に近い増加になっています。現実の利用者は約16万6000人になっているとのことです。

成年後見制度を利用することで、財産管理や福祉サービスを適正に行うことや、遺産分割や交通事故の損害賠償等で機能を発揮することも可能です。

しかし、成年後見制度では①本人の医療の同意権(手術の同意権)がない②施設入所の場合の身元保証、身元引受ができない等の限界もあります。

また、後見人の確保という問題もあり、今後解決すべき事項が山積といえます

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ベティさんの家でセミナー

ベティさんの家でセミナー

先日,2月16日(日)午後2時から,ベティさんの家・太田川において,「相続・成年後見について」と題してセミナーが開催されました。
私が,1時間弱話をして,その後質疑応答をしました。
参加者の皆さんは,施設利用者の関係の方が多く,関心を持っておられました。
成年後見人の職務,相続代償金の支払い手段としての生命保険の活用方法,財産管理委任契約についての銀行の対応など,具体的な質問もありました。
今後とも,利用者の方の意見などによって,随時各施設で開催していきたいとのことです。
私たちもしっかり勉強して,ニーズにお応えできるようにして参ります。

松波克英

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セミナーの講師(木下敏秀)

セミナーの講師をします。

平成26年2月8日(土)に顧問先である介護付有料老人ホーム(ベティさんの家・高蔵寺)でセミナーの講師をします。

テーマは「相続、成年後見人」です。

関心の高いテーマですのでしっかり頑張ります

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成年後見制度と預金の払い戻し

成年後見制度(後見・保佐・補助)が開始された場合、直ちに取引銀行にその届出をすることが銀行取引約款で規定されています。
この届出をしない間に、本人が銀行預金を払い戻してしまって浪費してしまったとしても、後見人等はその預金払戻行為を取り消すことができません。銀行は、上記約款で免責されてしまいます。

親族の方が後見人に就任するケースがありますが、その場合、銀行への届出を忘れてしまっているケースがあるようで、注意が必要です。

裁判所も、保佐が開始されたものの、銀行への届出がなされていないうちに、本人が預金を払い戻してしまった事案において、預金払戻行為を取り消すことができないとしています(東京高裁平成22年12月8日判決・金融商事判例1383号42頁)。

@銀行法務21(第758号64頁)

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