名古屋・岐阜・岡崎の弁護士が 高次脳機能障害について法律相談

部活の練習中に高次脳機能障害に

柔道部の練習中に頭を打ち、高次脳機能障害などの重い後遺障害を負った事件があります。

この事件は、当時高校1年生の男性と両親が同校を運営する学園に計約1億4400万円の損害賠償を求めた裁判になります。

男性は柔道部に入部し、練習中、乱取りをしていて、頭を畳に強打しました。急性硬膜下血腫などで、記憶障害や言語障害などの高次脳機能障害や視野狭窄きょうさくが残ったとの事件。

裁判所は「事故を防ぐための適切な措置を講じる義務に違反した」として、同学園に計約8150万円の支払いを命じています。

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脳損傷者ケアリング・コミュニテイー学会

脳損傷者ケアリング・コミュニティ学会

平成27年5月15日付中日新聞24面によると中日新聞社後援で明日と明後日一宮で脳損傷者ケアリング・コミュニティ学会が開催され、交通事故で高次脳機能障害になりながら絵画の勉強をして画家をしている方の体験談や脳幹出血で倒れた男性の方と妻の方による講演などが行われるそうです。参加費は有料だそうです。大会事務局の電話0586-71-6151.

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ブロック落下事故から26年後の裁判

昭和58年6月、旧国鉄が管理していた鉄道高架橋から落下したブロック片が乳母車に乗って通りかかった乳児の頭部に落下して受傷した事故がありました。

本人は成長し、平成21年2月に勤務先を解雇され、平成21年5月に初めて頭部MRI検査等によって脳挫傷及び高次脳機能障害であるとの診断を受けました。

 

高次脳機能障害は、本人の認識もなく、家族も異常行動だけでは事故の影響と感じないこともあります。

そして、事故後26年以上経過した後に訴訟提起をした事案です。被告側は、不法行為の消滅時効(3年間)、除斥期間(20年間)による権利消滅の主張していました。

裁判所は、落下事故との因果関係を具体的に認識できていなかったこと、除斥期間の起算点も診断が可能な程度に症状が外形的に明らかになっている必要があること等の指摘をして、損害賠償請求を認めています(東京地裁h26.4.14)。

高次脳機能障害案件の難しさを理解できる事件と思います

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交通事故と高次脳機能障害の因果関係

交通事故による高次脳機能障害であることの証明
交通事故による高次脳機能障害と言えるためには一般的に以下の3点が重要になります。
1、 意識障害の有無と程度
外傷後、意識障害が6時間以上あると永続的な高次脳機能障害が残ると言われています。したがって自賠責では、意識障害が6時間以上もしくは健忘あるいは軽度意識障害が少なくとも1週間以上続いていることを確認するようです
2、 画像所見の有無
画像としては、急性期の脳内の点状出血が認められると器質的損傷が疑われるとされています。そのため早期にCTやMRIの検査がされることが望ましいと言われています。また脳室拡大・脳委縮の有無も器質的損傷の有無の判断に重要です。
3、 他の疾病との識別
高次脳機能障害は外傷性でない物もあるので外傷性のものといえるかは、事故後の経過等が重要となるようです。一般には外傷を契機に発現し、軽減しながら固定するので、外傷後、数か月以上経て高次脳機能障害を発現し増悪したようなケースでは他の原因が疑われるとされています。
戸田裕三

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高次脳機能障害をうかがわせる症状

高次脳機能障害を疑わせる症状
交通事故によって高次脳機能障害を発症することがあります。時に医師に見落とされることもあるようです。
一般に脳外傷による高次脳機能障害を有する方は次のような症状が見られます。
1、 知的障害
物忘れや今聞いたことが覚えられない。集中ができない。計画的行動・並行的行為ができない。自分の障害程度を過少に評価する(病歴の欠如等)
2、 性格・人格変化
過剰動作・大声を出す。ちょっとしたことで感情が変化する。攻撃的言動の増加。自発性の低下。羞恥心の低下。強い嫉妬・被害妄想。わがままになる。
なお知的障害部分は小さくても、性格・人格変化が大きいと社会復帰の妨げとなります。
戸田裕三

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高次脳機能障害3

高次脳機能障害3

高次脳機能障害の特徴的な症状としては、以下のように幾つかの代表的なものがあります。事故後に該当するものがあれば検査が必要と思われます。
① 易疲労性(覚醒の低下) 精神的にも肉体的にも疲れやすい
② 脱抑制 いつもイライラしていて感情のコントロールができない
③ 意欲・発動性の低下 やる気がおきない。うつ病と間違われやすい
④ 集中力の低下 結果的に作業に時間がかかることになります
⑤ 失語症 会話や読み書きがうまくできない
⑥ 記憶障害 新しいことを覚えたり暗記できない
⑦ 遂行機能障害 段取りを組んでそのとおりに物事を進めることが出来ない
⑧ 半側空間無視 損傷した脳の部位と反対側の空間や身体部位を認識しない
⑨ 病識の欠如 自分の障害について自覚が無く説明できない
⑩ 失見当識 日付、時間、場所の感覚が無く自分の置かれている状況が認識できない
戸田裕三

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高次脳機能障害2(戸田裕三)

高次脳機能障害の人は全国で50万人以上いると言われています。脳の外傷のほか、脳卒中が原因となって発症することもあります。その他にも脳炎、脳腫瘍、パーキンソン病などによって生じることもあります。
高次脳機能とは、言語、動産、認知にかかわる全ての機能の事です。脳のどの部分が損傷するかによって症状が異なってきます。例えば前頭葉の損傷なら元気が無い、落ち込むことが多いなど、頭頂葉の損傷なら道に迷うなど、側頭葉の損傷なら数字が分からないなどです。

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